義母の骨折を機に始まった家族会議も、いよいよクライマックス!「決めて、やる」段階です。
【家族会議の秘訣】5回目は、4回目で設定した目標実現のアイデアを実行する計画つくりです。
※1回目/2回目/3回目/4回目は。こちら↓です。
1回目 http://kazokukaigi.com/wp/398/
2回目 http://kazokukaigi.com/wp/420/
3回目 http://kazokukaigi.com/wp/507/
4回目 http://kazokukaigi.com/wp/621/
『息子の世話があるから、入院するわけにはいかない!』・・当時84歳の義母が骨折しても入院せず、同居の家族が困り果てたことから始まった家族会議でした。
場づくり、緊張を解く、目的とゴールの共有、現状の確認、目標設定、やり方のアイデア出しと進み、いよいよ実行するための行動計画つくりまで来ました。
前回、下の図のようなやり方のアイデアを出しました。
↑ 図をクリックすると、大きく見やすくなります。
上の「やり方のアイデア出し」で出た義兄の食事や家事、町内の役などのアイデアの数々「洗濯機の使い方を覚える」「電子レンジを買う」「庭の草は放っておく」「老人会の役は他の人に任せる」「会社の仕出し弁当」などから、【効果があるか?】【やれるのか?】をもとに優先順位をつけて選び、最後は【本人がやる気があるのか?本当にやるのか?】を念を押して確認(←ここが大事!)して決めました。
もちろん準備や話し合いそのもの大事ですが、会議の一番の目的は【やることを決める】【決めたことをやる】【やって、成果を出す】ことのはずです。
決まったことを紙に書いて、見えるところに貼り、ときどき見直し、できたことは花を飾ったりしてほめ、できなかったことは【どうやったらできるのか?】を話し合うことが大切です!
当初は入院を渋っていた義母ですが、1時間ほどの会議で納得して機嫌よく入院し、兄と私たちは家事や町内の用事を分担することに決まりました。義母は1ヶ月で無事に退院し、もうすぐ米寿になる今も元気で暮らしております。
その後も、「義兄が定年退職するか、延長勤務するか?」「定年退職後の、過ごし方」「定年退職半年後のふり返り」など、主に義兄のことをテーマに家族会議を続けております。
■今回の秘訣
1.アイデアは「効果があるか?」「やれるのか?」をもとに優先順位をつけて選ぶ
2.会議の一番の目的は、【やることを決める】【決めたことをやる】【やって、成果を出す】こと
3.決まったことを紙に書いて、見えるところに貼り、定期的に見直す
~この項、続きます。
次回は【中高年家族が、元気に幸せに暮らすための、家族会議の秘訣!⑥です。
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※【中高年家族が、元気に幸せに暮らすための、家族会議の秘訣!】バックナンバー
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カテゴリー: 会議のやり方・進め方・効率化(ファシリテーション)
【家族会議の秘訣】4回目は、3回目で設定した「自分もメンバーも、ワクワクして、確実にやる気になる目標」を、どんな“やり方”で実現するのか? そのためのアイデア出しのコツです。
※1回目/2回目/3回目は。こちら↓です。
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『息子の世話があるから、入院するわけにはいかない!』・・当時84歳の義母が骨折しても入院せず、同居の家族が困り果てたことから始まった家族会議でした。
場づくり、緊張を解く、目的とゴールの共有、現状の確認、目標設定と進み、いよいよ目標を実現するための“やり方”を考えるところまで来ました。遠まわりのようですが、ここまでのステップが大切なのです。
目標は「義母が安心して入院し、義兄は身の回りのことも町内の役の代行もできるようになり、退院後も母親の世話をして、依存せず支え合って、自立した幸せな人生を送る♡」こと
さらには、「中高年の高齢家族が、誰が生き残っても、健やかに幸せに暮らせるようになる!」ですので、そのためのアイデアを、できるだけ多く出します。
ここで質問です。
大人と子どもの、どちらがアイデア出しが得意でしょうか?
セミナーなどでこの質問をすると「子ども」というお答えが多いのですが、正解は「大人」なのです。
『アイデアのつくり方』(ジェームス.W.ヤング著)によると、『アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない』・・・となると、知識も経験も少ない子どもよりも大人のほうが「既存の要素」を多く持っているため、「新しい組み合わせを見つけ出す」のに有利ということになります。
固まりがちの頭をほぐして、新しい組み合わせを見つけていけば、いいアイデアはドンドン出てくるはずです!
頭を柔らかくするために、アイデア出し段階では批判や分析は不要、突飛で意外なアイデアが妙案になる場合も多いです!
※ご参考に【発想やアイデア出しのコツ】
★とにかくたくさん出す
★ブレインストーミングをする
「批判厳禁~判断・結論を出さない」
「自由奔放~奇抜な考えを歓迎する」
「質より量~とにかくたくさん出す」
「結合改善~アイディアを結合し発展させる」
★「ほかには?ほかは?」と質問する
今回は、日常的なことから始めなくてはならないので、下の図のような基本的なアイデアを出しました。
↑ 図をクリックすると、大きく見やすくなります。
■今回の秘訣
1.目標が共有化されてから、“やり方”について話し合う。
2.アイデアは、ゼロから考えるのではなく、既存の知識や情報を組み合わせる。
3.アイデア出し段階では批判や分析は不要、できるだけたくさん出す。
目標を実現するためのアイデアが出たところで、家族会議もいよいよクライマックス!次は「決めて、やる」意思決定と行動計画の段階です。
~この項、続きます。
つぎは【中高年家族が、元気に幸せに暮らすための、家族会議の秘訣!⑤です。
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一瞬でも《キラリと光るもの》を見出だしたら、それが《本当のその人》の姿です。
・・・相手の中にある力を信じて、認めて、根気よく続けることで、その人の本当の姿が現れてきたという実話です。
連載【中高年家族が元気に幸せに暮らすための、家族会議の秘訣!】の番外編です。
2013年4月に定年退職して、家事見習い!?中の義兄ですが、軽い発達障害のようです。退職直後には、まともに平仮名も書けず、漢字は自分の名前を書くのがやっとで、手続きのためにハローワークに行っても、一人では書類も書けませんでした。
地元の高校を出てから、自動車部品メーカーを42年間勤め上げました。その間、家のことはすべて義母が行い、家事は何ひとつやりませんでした。
4月に退職してからも、午前中はパジャマのままベッドでテレビを観て過ごし、午後からパチンコに行き、それ以外は、ほとんど何もしないという生活でした。
私たち(義弟である私と、妹である私の妻)が、『高齢(当時87歳)のお母さんがおおごとなのだから、家事くらい覚えなさい』『身体を動かしたほうがいいよ』と、いくら諭そうが説得しようが『(やらなくて)いい!』と反発するばかりでした。
優しく言えばそのときだけいい返事をして1回だけやって、あとはやらないという義兄に、徒労感が強まるばかりで、あきらめかけていました。
何度かの話し合いのあとで、やっと義兄が取り組んだのが字の勉強。まず平仮名から始めて、片仮名、漢字と勉強していきました。決して自分からやろうとはしないので、こちらから声を掛け、場所と教材を用意し、それを数日間続けると習慣になりました。
漢字の勉強の目標にしたのが、((㈱家族会議で経営する三友学習塾で行なっている)日本漢字能力検定。まずは10級合格を目標にしました。10級は小学校1年生修了程度で、小学校1年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使えることが目的です。内容は、漢字の読み・漢字の書取・筆順・画数です。
最初のうちは声を掛けても渋々やっていた義兄ですが、そのうち素直に勉強するようになり、今では声を掛けなくても時間になると(塾の授業前の)教室に来て、一人で勉強をするようになり、無事に検定を受けることができました。
先日結果が発表されましたところ、何と!150点満点の145点で合格!まわりも本人も、大変喜んでいました♪
・・あきらめずに、コツコツ続けて、本当によかったと思います。『次の目標は9級と8級の同時受験と合格だ』と、本人もその気になっています!
★ここから私が学んだことは、【その人の中に、一瞬でも《キラリと光るもの》を見出だしたら、それが《本当のその人》です。
信じて、根気よく磨き続けると、一瞬だったキラメキが段々に長くなり、その人の本当の姿が現れてきます。】
相手の中にある力を信じて、認めて、根気よく続ける・・・答えはそこにあるようです♡
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*【その人の中に、一瞬でも・・・】の言葉は、Hさんからお聴きし、自分の体験を併せたものです。Hさん、ありがとうございます(^-^)/
~この記事は【中高年家族が、元気に幸せに暮らすための、家族会議の秘訣!】の番外編です。(これまでの回へのリンクは、ページの下にあります)
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【家族会議の秘訣】これまでの回は、こちら↓です。
1回目 http://kazokukaigi.com/wp/398/
2回目 http://kazokukaigi.com/wp/420/
3回目 http://kazokukaigi.com/wp/507/
4回目 http://kazokukaigi.com/wp/621/
5回目 http://kazokukaigi.com/wp/659/
6回目 http://kazokukaigi.com/wp/694/
7回目 http://kazokukaigi.com/wp/793/
番外編 http://kazokukaigi.com/wp/569/
【家族会議の秘訣】3回目は、「自分もメンバーも、ワクワクして、確実にやる気になる」ための目標設定のコツです。
2回目は「目的とゴールをはっきりさせる」~「目的を大きくすることで、意欲も上がり結束も強まる」というお話しでした。
※1回目/2回目をお読みでない方は、先に↓をお読みください。
1回目 http://kazokukaigi.com/wp/398/
2回目 http://kazokukaigi.com/wp/420/
『息子の世話があるから、入院するわけにはいかない!』・・当時84歳の義母が骨折しても入院せず、同居の家族が困り果てたことから始まった家族会議でした。
最初に目的とゴールをはっきりさせ、次に現状を確認しましたが、次の「目標をはっきりさせる段階」に入るまえに、②でさらっとあつかった「現状の確認」のポイントについてお話しようと思います。
現状の確認のポイントは、「事実」と「意見」を分けて考えることです。
「事実」とは、だれが見ても変わらない客観的なできごと・状態。
「意見」とは、人によって受取りかたが変わる主観的な主張・考え・心に思うところ。
『息子の世話があるから、入院するわけにはいかない!』と思い込んでいる母の言葉をくわしく聞いて、事実と意見に分けます。
事実:息子の世話がある。家事はすべて私がやっている。老人会の会長をやっている。骨折して医者から「入院しなさい」と言われている。
意見:入院するわけにはいかない。息子に家事をさせられない。老人会も息子も私がいないとダメだ。入院すると出て来れなくなる。
現状の確認して、事実と意見に分けて書き出したら、あらためてふすまに貼った目的「そもそも何のために?」とゴール「どうなりたいか?何を得たいか?」を見てから、目標「何を、どこまで、いつまでに?」を決めます。
※ここで整理のため「目的とゴールと目標の違い」を図にしてみました。
目標をはっきりさせるには、まずは現在の「義母が椅子から落ちて腰の骨を折ったが、『息子の世話や町内の役があるから、入院するわけにはいかない!』と言って、痛さにうなりながらも頑張っている」という状態を反対の言葉にすることから始めます。
⇒すると、「義母が入院して、息子の世話や町内の役も何とかなっている状態」となりますが、これではあまりにも現実的で夢がないので、もうひと手間かけて、より理想に近いワクワクしてしかも具体的な目標にします。
⇒「義母の入院中に、義兄は身の回りのことも町内の役の代行もできるようになり、退院後も母親の世話をして、依存せず支え合って、自立した幸せな人生を送る♡」となりました。
ここで大事なのが、義母の根底にある「私がいなくちゃ!」「私は必要とされている」という「認めて欲しい気持ち」をしっかり満たすことです。そこで『お母さんがいなくっちゃ』『早く元気になってもらわないと困る』という言葉もかけます。
さらには、「中高年の高齢家族が、誰が生き残っても、健やかに幸せに暮らせるようになる!」~この言葉が、のちの家族の結束の一歩目となるのでした!
■今回の秘訣
0.「現状の確認」は、「事実」と「意見」を聞き分ける。
1.目標「理想の状態」を、「口にすると、ワクワクする。力が湧く。心が踊る。」言葉にする。
2.目標「理想の状態」を、「具体的。測定できる。達成可能と信じられる。期日が明確」にする。
※心情的な側面も、現実的な側面も、どちらも大事!
3.目標は「ノルマ」ではなく、自分もメンバーもやる気にさせるための「道具(ツール)」にする。
~この項、続きます。
つぎは【中高年家族が、元気に幸せに暮らすための、家族会議の秘訣!④】です。
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※【中高年家族が、元気に幸せに暮らすための、家族会議の秘訣!】バックナンバーと次号は、こちら↓
1回目 http://kazokukaigi.com/wp/398/
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【家族会議の秘訣】2回目は「目的とゴールをはっきりさせる」~「目的を大きくすることで、意欲も上がり結束も強まる」というお話しです。
※1回目をお読みでない方は、まず1回目↓をお読みください。
http://kazokukaigi.com/wp/398/
「息子の世話があるから、入院するわけにはいかない!」・・当時84歳の義母が骨折して痛さにうなりながらも頑張るのに困り果てて、「いったい、どうしたら安心して入院してもらえるだろうね?」と知恵をしぼって始めた家族会議でした。
いきなり本題に入っても「入院なんか、いやだよ!」と、かまえられてしまうので、話しやすい場づくりをしたあと、お茶飲みと世間話しで緊張をほぐしました。
なごんできたところで、いよいよ本題に入ります。
会議の目的「何のためにこの会議をするのか?」と、ゴール「会議をすることによって何を得たいのか?どうなりたいのか?」をはっきりさせ、全員で再確認します。(←ここは大事!)
1.当初の目的は「骨折にもかかわらず入院しない義母の説得」で、ゴールは「入院させる」ことでしたが、それでは義母が納得せず安心もできません。
そこで、少しずつ意識を高めて「目的とゴール」を、バージョンアップしていきます。
2.目的は「骨折しても『息子の世話を焼くために入院できない』という義母を、心身ともに楽にしてあげる」こと、ゴールは「母の仕事を家族で分担し、安心して入院し、骨折を完治させる。さらには、この機会に、義兄も家事を覚えて自立する」になりました。
3.さらに意識を高めると、2.の先の目的として「家族のうち、だれが生き残っても、元気に幸せに暮らせるようになる」こと、ゴールは「そのために、お互いに協力し合いながらも、一人ひとりが自立し、心身ともに健康で豊かな人生を送る」が出ました。
『独りでも生きていけるようになる』これを壁に貼った紙に大書して、先に進みました。
(図↓は、実際に家族会議の進行に使ったカレンダーの裏紙です。)
会議の目的とゴールをはっきりさせたあとは、現状の確認に入りました。
「母の骨折の状態は、どんなか?」「医者に何を言われたか?」「痛みはどうか?どうすると痛むのか?」「何が心配か?」「入院して不都合と思うことは?」・・・などの質問により義母の口から実際の出来事と思いや願いを聞き分けて、壁に貼った紙に書いていきました。
現状を確認した後、いきなり対策(どうするか、やり方)に入ってしまうことが多いのですが、これだと「すべき」や「ねばならぬ」のベキ論になってしまい、本人の納得も得られず、まわりの熱意にもつながらない場合が多いです。
そこで、「どうなれたらいいのか」という理想の状態をはっきりさせ、目線を上げます。(③に続きます)
■今回の秘訣
1.目的「そもそも何のために会議をするのか?」をはっきりさせる。
2.ゴール「どうなりたいのか? どうなって欲しいのか?」をイメージする。
3.目的を大きくすることで、意欲も上がり結束も強まる。
~この項、続きます。
つぎは【中高年家族が、元気に幸せに暮らすための、家族会議の秘訣!③】です。
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バックナンバー【中高年家族が元気に幸せに暮らすための、家族会議の秘訣!①】は、こちら↓から
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私は、十数年前に妻の実家を建て直して、1階に義母と義兄/2階に私と妻の二世帯同居で暮らしております。もうすぐ88歳になる義母を筆頭に、60代と50代、平均年齢が60歳を超える高齢家族です。
お恥ずかしい話なのですが、母と娘、母と息子、兄と妹、義兄と私との関係は、決してうまく行っているとはいえず、ギクシャクして、口げんかが絶えない日々でした。
それが、ある事件で始めた家族会議をきっかけに、見る見ると家族関係がよくなって行きました。
2010年の6月に当時84歳の義母が椅子に座ろうとしたときに、すべって落ち、腰の骨を折りました。
骨折したにもかかわらず、「(独身の)息子(義兄)の世話があるから、入院するわけにはいかない!」と痛さにうなりながらも頑張る義母に、どうしたら安心して入院してもらえるか?を、家族で話し合ったのが家族会議の始まりです。
義母と義兄は会議など無縁のひと・・いきなり本題に入っても固まってしまい、何も意見が出ないか、ワアワアと各自が主張するだけで人の話しを聴かないので、まずは話しやすい空気を作るために、テーブルを囲んでお茶飲み話をしました。
ある程度なごんだところで、椅子を襖の前に移動し半円状に座ってもらい、会議促進役(ファシリテータ*注1)の私がふすまの脇に立ち、まずお集まりいただいたことに感謝し、参加者全員への尊敬の気持ちを伝えてから会議を始め、ふすまにカレンダーの裏紙を貼って、太字マーカーで要点を書きながら会議を進行しました。
・下の図は、そのとき襖に貼って進行に使ったカレンダーの裏紙です。(クリックすると大きくなります)
思わぬところで私の本業が役に立ったのです!
■今回の秘訣
1.いきなり本題に入らずに、緊張をほぐし、ふんい気を和らげるくふうをする。
2.座る位置など、場づくりを工夫する。
3.進行役は、できれば中立の立場の人に任せる。または、中立の立場を取る。
~この項、続きます。
つぎは【中高年家族が、元気に幸せに暮らすための、家族会議の秘訣!②】です。
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ファシリテーションを学び、活用し、広めようという気運が、群馬県でも高まっています。
2005年に前橋の群馬県公社総合ビルにて【会議上手になるためのファシリテーション講座】を自社開催したのを皮切りに、高崎にて日本ファシリテーション協会の基礎講座と東京支部定例会を2回ずつ招致させていただきました。その成果か、ここ数年、ファシリテーション研修、会議ファシリテーション講座のご依頼や引き合いを、たくさんいただいております。
主な事例として、
1.2012年の7月に高崎の一部上場企業様の研究所にて、75名のメンバーに対しての【会議ファシリテーション1日研修】を行ない、その後のプロジェクト進行に活用していただきました。
2.2013年の2月と7月に□□市社会福祉協議会様の【会議ファシリテーション4時間研修】を、2日x2回に分けて行ない、その後も実務に活かしていただいてます。
3.とくに地元の産業カウンセラーの皆さまからのご要望が多く、定期的にファシリテーション勉強会を行なう計画が進んでおります。
現在進行中の計画は、
1.FAJ(日本ファシリテーション協会)関連
・群馬サロン立ち上げの可能性を探っています。
・来年3月に計画している高崎での「プチイベント」
(東京支部定例会は高崎にて2度開催)
・ファシリテーション基礎講座(今まで高崎で2回開催)
2.㈱家族会議の独自プラン
・群馬県内における定期的なファシリテーション勉強会/セミナー等の開催
・その他(皆さまからのご希望によります)
機は熟してきました!
群馬県で、ファシリテーションを学び、活用し、広めましょう!
☆会議ファシリテーション研修、詳しくは、こちら↓でご覧ください。
http://bit.ly/GMGq4x
キャッチフレーズとは、行進の際、先頭がかかげる旗のようなもの・・・メンバーの意欲を高め、進む方向が共有できます!
一般にはキャッチフレーズとは、「広告や宣伝で、受け手の注意をひき、商品への関心を喚起す短い文章。うたい文句。」のことです。
企業/組織の場合、経営目的やミッション(企業の使命、存在意義)を、簡潔にあらわすキャッチフレーズを作ることは、深い意義と大きなメリットがあります。
経営陣が一方的に作ったり、よそから引用してくることも多いようですが、メンバーの意欲を高め、維持するためには、作り上げる過程がとても大切です。
ポイントは、1.「誰」の 2.「どんな期待」に対して、 3.「何を提供するか?」を、明確にすること。
具体的には様々な方法がありますが、コーチングやファシリテーションの手法を使い、メンバーで自由に話し合う機会を作ると、参加意識も高まり、思いがけないアイディアが出るものです。
話し合いの際の質問例として「お客様に喜ばれて嬉しかったのは、どんな時ですか?」「私たちが関わることで、どんな風にお客様は変化しましたか?」などがあります。
あとは、リーダー、経営者の立場からトコトン視座を上げて推敲を繰り返し、途中経過をメンバーと共有し、出来上がったものを常に見える位置に貼っておくとモチベーションの維持につながります。
http://bit.ly/IksLTS
☆「キャッチフレーズつくり」は【株式会社 家族会議】においても重要なプログラムの一つです!
http://bit.ly/IksLTS
☆会議ファシリテーション、ミッション作成、問題解決会議は、こちらでご覧ください。
http://kazokukaigi.com/seminar.htm#program