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WBC権藤投手コーチの、人財育成に活かせる【3つの教え】とは?

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 第4回のWBCで侍ジャパンの投手コーチを務めている権藤博氏の、コーチとしての【3つの教え】とは何でしょうか? 人財育成にも組織運営にも、活かせる内容なので、ご紹介させていただきます。

■WBC権藤投手コーチの【3つの教え】とは?

1.教えすぎるな
2.部下を管理するな
3.結果を求めすぎるな

権藤博コーチの“3つの教え”

権藤博コーチの“3つの教え”

※TBS「白熱ライブ ビビット」WBC投手陣を支える権藤コーチの教え・3月16日放送より


■権藤博氏は、どんな人か?(・・・調べたら「とんでもなくスゴイ人」でした!)

20代と30代の選手と、40代の監督とコーチで構成される侍ジャパンでは、78歳の権藤投手コーチは、異色の存在かも知れません。

 権藤コーチは、1938年生まれ 佐賀県鳥栖市出身、ブリヂストンタイヤ(社会人野球)を経て1961年 22歳で中日ドラゴンズ入団し、1年目に35勝19敗で最多勝利・新人王・ベストナイン・沢村賞・最優秀防御率・最多奪三振を獲得しました!35勝というのは、今では考えられない数字ですね・・

 年間130試合中69試合に登板し、「権藤・権藤・雨・権藤 雨・雨・権藤・雨・権藤」というフレーズが流行語になったそうです!

「権藤・権藤・雨・権藤 雨・雨・権藤・雨・権藤」

「権藤・権藤・雨・権藤 雨・雨・権藤・雨・権藤」



 酷使がたたって肩を痛め、1969年 31歳で現役引退し、その後 米フロリダ教育リーグでのコーチを経て、中日・近鉄・ダイエー・横浜で投手コーチを務め、先発・中継ぎ・抑えの分業制を確立して1998年には横浜監督就任 日本一になりました!

 投手時代の酷使体験は本人のみならず球界にも波及し、「投手分業制」など、後の日本プロ野球に大きな影響を与えたそうです。

権藤博の球歴

権藤博の球歴



【指導者としての特長】
 選手の自主性を尊重しながら勝利に導く指導者としての手腕は、球界内でも評価が高い。(wikipediaより)

【コーチとしての評判】
 「現役時代、登板過多で肩を壊した経験があるので、ピッチャーの立場になって考えてくれる人でした。」加藤哲郎

 「名監督は数多くいても、名コーチは少ない。投げるほうの名コーチは権藤さん」江夏豊

【監督としてのユニークな方針】
 「門限なし」「ミーティングには口を挟まない」「オレの事を「監督」と呼ぶな!」

【加寿の体験】
 30代初めに独立創業して社長だった私が社員に言った言葉を思い出します。

 「社員の自主性を尊重し、任しながら仕事を進めよう」
 「役としての社長と社員なので、人間同士として尊重し合おう」
 「社長と呼ばないで、加寿さんと呼んで」・・・同じことを言ってました(笑)


■WBC権藤投手コーチの【3つの教え】

1.教えすぎるな
 教えられて覚えたことはすぐに忘れてしまうが、自分で気付いて覚えたものは体にしっかりと染みつき、忘れることはない。

 選手の自主性を引き出しつつ、選手自らが何かに“気付く”ように持っていってやるのが真のコーチの務めと言えよう。

1.教えすぎるな

1.教えすぎるな



2.部下を管理するな
 トップの人間が成すべきことは部下を管理することではなく「どの局面で誰を使うか」という適材適所の人材活用を考えること。

 その結果、部下たちは「自分に何が求められているのか、自分は何をすべきなのか」ということが分かってくる。
部下が自主的に動くようになればその組織はどんどん強くなっていく。

2.部下を管理するな

2.部下を管理するな



3.結果を求めすぎるな
 緊迫した場面で緊張したり、萎縮したりしてしまうのは、結果を求めすぎているからだ。

 「上手くやらなければ」「成功しなければ」そんな結果ばかりを求めると、思い切った行動ができなくなる。

 選手には「悪い結果が出たとしたら、それは俺の責任でお前の責任ではない。だから思い切ってやれ」そう声をかけた。

3.結果を求めすぎるな

3.結果を求めすぎるな




【加寿の感想】
 祖父・息子世代・孫世代の侍ジャパンの構成に、はじめの内は???と感じました。
その後、チームが勝ち進むうちに評価が高まり、権藤投手コーチを知れば知るほど凄さと柔軟さが理解できました。

 継投策について「その場しのぎの行き当たりばったりです。何とか試合を崩さないようにやろうとしただけ」と冗談めかして語った言葉にさえも、叡智を感じるようになりました。

 権藤投手コーチの【3つの教え】には、私も学び体験してきたコーチングやファシリテーションの知恵が宝箱のように詰まっています!

参考【コーチングの3原則】
1.人はみな、未開発の大きな可能性を持っている
2.その人が必要とする答えは、ほとんどその人の中にある(決めるのは自分)
3.パートナー(話し相手)がいれば、より早く確実に答えを見つけることができる


『人は自分で決めたことはやる気になるが、人に押し付けられたことは本当は、やりたくない。』

※ある企業での調査:部下に対して同じような難易度の仕事をさせようとした場合、上司の指示命令に従ってその通りに部下が行動を起こすのは35%、部下が自から提案した場合は70%が実行に移した。

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